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令和 2年 9月定例会 (第4日 9月10日)

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  1. 直方市議会 2020-09-10
    令和 2年 9月定例会 (第4日 9月10日)


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    最終取得日: 2021-08-28
    令和 2年 9月定例会 (第4日 9月10日)                  令和2年9月10日(木) 1.会議の開閉時刻  開議 10時00分            散会 12時16分 1.議事日程(第4号) 1.出席及び欠席議員の氏名           1番       安 永 浩 之           2番       三 根 広 次           3番       篠 原 正 之           4番       森 本 裕 次           5番 (欠席)  渡 辺 幸 一           6番       田 代 文 也           7番       野 下 昭 宣           8番       佐 藤 信 勝           9番       那 須 和 也          10番       渡 辺 和 幸          11番       澄 田 和 昭
             12番       髙 宮   誠          13番       紫 村 博 之          14番       宮 園 祐美子          15番       渡 辺 克 也          16番       矢 野 富士雄          17番       村 田 明 子          18番       松 田   曻          19番       中 西 省 三 1.職務のため議場に出席した事務局職員職氏名          議会事務局長    則 末 幹 男          次長        武 谷 利 昭          係長        松 﨑 祐 一          書記        渡 邉 順 子 1.説明のため出席した者の職氏名          市長        大 塚 進 弘          副市長       秋 吉 恭 子          教育長       山 本 栄 司          総合政策部長    大 場   亨          市民部長      古 賀   淳          産業建設部長    増 山 智 美          教育部長      安 永 由美子          上下水道・環境部長 松 崎 裕 史          消防長       岸 本 孝 司                    各課長省略 1.会議に付した事件  日程第1 一般質問 ┌──────────┬──────────────────────────────────┐ │  議 員 名   │質   問   事   項                     │ ├──────────┼──────────────────────────────────┤ │ 村田 明子    │1.インフルエンザの流行期に入る秋以降、新型コロナウイルスとの   │ │          │  同時流行を防ぐ対策について                   │ ├──────────┼──────────────────────────────────┤ │ 渡辺 克也    │1.もととりあじさい祭りについて                  │ ├──────────┼──────────────────────────────────┤ │ 野下 昭宣    │1.過去5年の事業総括について                   │ │          │2.インフラ整備について                      │ │          │3.今後の事業と重要(点)政策について               │ ├──────────┼──────────────────────────────────┤ │ 矢野富士雄    │1.市の「補助金」の在り方について                 │ └──────────┴──────────────────────────────────┘            ───── 10時00分 開議 ───── ○議長(中西省三)  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事は、お手元の日程表のとおり進行を図りたいと思いますので、御了承願います。  これより日程に入ります。  日程第1 一般質問を行います。  昨日同様、議長より順次発言を許可します。  17番 村田議員の発言を許可します。               (17番 村田議員 登壇) ○17番(村田明子)  皆さん、おはようございます。17番 村田明子でございます。本日は、通告に従いまして、インフルエンザの流行期に入る秋以降、新型コロナウイルスとの同時流行を防ぐ対策についての質問を行わせていただきます。  いまだ全国的に増え続ける新型コロナウイルスですが、新型コロナウイルスの感染が収束しない以上、インフルエンザとの同時流行は避けられないと考えられます。高熱など似た症状を示し、毎年多数の患者が出るインフルエンザが同時に流行した場合、新型コロナと区別がつかずに診療時に混乱する危険も考えられます。  大阪府の吉村知事が昨日の会見で、インフルエンザとコロナの両方がはやれば医療機関が逼迫する可能性がある。医療機関の逼迫を防ぐという観点からも、インフルエンザワクチンの65歳以上の特に重症化しやすい高齢者の方の全額補助ということを実施していきたいと発表されました。  インフルエンザがはやる冬を前に備えを万全にしておきたいところですが、予防接種に関する国の動向についてお尋ねをして質問に入ります。 ○高齢者支援課長池本隆幸)  国におきましては、令和2年8月26日に開催された「第45回厚生科学審議会感染症部会・第39回厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会予防接種基本方針部会」の中で、次のインフルエンザ流行に備えた体制整備等が協議されております。  この会議の中で、地域の実情に応じて多くの医療機関発熱患者を診療できる体制を整備すること、インフルエンザワクチンの供給量を確保、効率的なワクチン接種を推進するとともに、優先的な接種対象者への呼びかけを実施すること等、国の基本的な考え方が示されております。  なお、インフルエンザワクチンに関する取組といたしまして、予防接種を実施する優先順位が設定されており、高齢者、医療従事者、65歳未満の基礎疾患を有する方、妊婦、乳幼児から小学校低学年等が優先対象とされております。以上でございます。 ○17番(村田明子)  ただいまの答弁によりますと、やはり高齢者の実施優先順位が高くなっておりますが、直方市における現在のインフルエンザ予防接種に対する施策については、どのようになっているのかお伺いいたします。 ○高齢者支援課長池本隆幸)  本市では、直方市高齢者予防接種実施要綱におきまして、65歳以上の高齢者等に対する各種予防接種の実施に係る事項を定めて施策を展開しております。  具体的なインフルエンザ予防接種の対象者は、予防接種を受ける日において、65歳以上の方、60歳以上65歳未満の者であって、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障がいを有する方、ヒト免疫不全ウイルスにより、免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいを有する方となっております。以上でございます。 ○17番(村田明子)  では、インフルエンザ予防接種の開始時期については、どのように考えておられますか。 ○高齢者支援課長池本隆幸)  開始時期につきましては、例年10月1日から12月末日を原則としておりますが、体調不良等の理由により接種できなかった場合は、年度末まで受けることができるように対応していただいております。  なお、現在、国におきまして新型コロナウイルス対策も考慮し、インフルエンザ予防接種時期を区分しようとすることも検討されておりますので、その動向も注視しつつ、高齢者には早めに接種していただけるよう呼びかけていきたいと考えております。以上でございます。 ○17番(村田明子)  先ほどもありましたが、高齢者の方に早めに周知ということでございますが、インフルエンザ予防接種の接種率、これを把握されているのか分かりませんが、インフルエンザ予防接種に関する高齢者への周知、これはどのように行っていくのかお伺いいたします。 ○高齢者支援課長池本隆幸)  高齢者におかれましては、既に病院受診をされている方も多く、各医療機関の窓口による案内を継続してお願いしていくとともに、老人クラブ介護事業所高齢者施設等、高齢者と接する機会の多い関係機関とも連携して、1人でも多くの高齢者がインフルエンザ予防接種を受けることができるよう、周知に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○17番(村田明子)  今、おっしゃられたほかにもですね、自治区連合会や民生委員のお力を借りることも考えてはよいのではないでしょうか。  では、直方市ではインフルエンザ予防接種を受ける際の助成を行っていますでしょうか。また、助成を受けるために、市に対して何かしらの手続をする必要はあるのでしょうか、お伺いします。 ○高齢者支援課長池本隆幸)  本市では、高齢者に対するインフルエンザ予防接種を助成の対象としております。高齢者の方がインフルエンザ予防接種を希望される場合には、市に対して特に手続を行うことなく、各医療機関インフルエンザ予防接種を受けていただくことになっております。  なお、インフルエンザ予防接種を受けた際の自己負担額は1,300円としております。以上でございます。 ○17番(村田明子)  ただいまの答弁によりますと、高齢者におかれましては1,300円でインフルエンザ予防接種ができるということなので、高齢者の皆様は積極的に接種していただきますようお願い申し上げます。  既に、直方市では助成を行っているとのことですが、新型コロナウイルス感染症の新たな対策としまして、季節性インフルエンザ予防接種費用の助成を拡大する自治体も出てまいりました。  北九州市では、65歳以上の高齢者や医療従事者、教員など約40万4,000人を対象にインフルエンザ予防接種自己負担1,000円で受けられる支援事業を始めるそうです。また、福岡市でも生後6か月から高校3年生相当及び65歳以上の高齢者を対象に費用を助成する方針としております。  福岡市におきましては、原則として新型コロナウイルス感染者との接触を通知するスマートフォンアプリ「COCOA」をインストールしていることが条件となっております。  では、お尋ねいたします。直方市独自の助成の拡大は検討されていないのか、お伺いします。 ○市民部長(古賀 淳)  さきに担当課長が答弁いたしましたように、高齢者に対しましては自己負担額を1,300円に軽減をいたしまして、インフルエンザ予防接種を受けていただくことができるように施策展開をしております。この負担額は、一般の市中価格からすると3割ないし4割相当ぐらいではないかというふうに考えております。  市として、今後さらに自己負担を軽減する、あるいは助成対象者を広げるというような助成拡大策につきましては、現在検討に至っておりません。  ちょっと話がそれるかもしれませんけれども、現在、医療機関それから医師会の方々とコロナウイルス感染防止対策につきまして、継続的に協議、意見交換を行っておるところでございます。検査体制、それから予防接種についても、特に感染してしまうとハイリスクな高齢者の感染予防対策が必要となってまいります。今後とも、引き続き医療関係者など専門家との意見交換を行っていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○17番(村田明子)  検討には至ってはいないが、医療従事者医療機関や医師会の方々など専門家との意見交換をされていると聞きました。引き続き行っていただきたいと思います。  子育て世代におきましても、13歳未満の子供や赤ちゃんになるとインフルエンザ予防接種2回の接種が推奨されているため、予防接種の経済的な負担がより大きくなっています。  また、冒頭での答弁にもありましたが、国が示した予防接種優先順位医療従事者及び介護従事者、教員、乳幼児、妊産婦等々の方々にも何かしらの助成が必要ではないでしょうか。  必ず流行するインフルエンザ、勢いが収まらないコロナ。一緒に流行したら本当に大変だと思います。きっちり対応、きっちり予防しましょうということです。このコロナ禍に、ほかの病気にかからないようワクチン接種を受けることが重要ということです。高齢者以外の方々にも少額でも助成があれば、予防接種率は上がるのではないでしょうか。コロナとインフルエンザ同時流行を防ぎ、市民の健康と命を守る医療体制を維持するためにも、さらなる助成ができるよう、引き続き検討していただきたいと要望して質問を終わります。
    ○議長(中西省三)  15番 渡辺克也議員の発言を許可します。              (15番 渡辺克也議員 登壇) ○15番(渡辺克也)  おはようございます。15番 渡辺克也です。前の村田議員があんまり早いので、少々予定が狂っておりますが、気を取り直して質問をいたします。それからマスクの関係で、ちょっと鼻が詰まっていますので、聞き苦しい点があるかと思いますが、その辺は御了承をお願いします。  今回の質問は、直方市の貴重な観光資源の一つとなっております、あじさい祭りについての質問をさせていただきます。この問題は昨年6月議会でも質問を行いましたが、なかなかうまく前には進んでおりません。そこでまた、今回も行うようにいたしました。  このあじさい祭りですが、今年は新型コロナウイルス対策ということで、各イベントが中止になっております。あじさい祭りも同様に中止となりました。とはいっても、このあじさい祭りを行っている会場、柵で囲っているわけではありません。フェンスで閉じているわけではありません。ですから、市内市外からも、また多くのお客さんがこの会場に来られました。きれいに咲いたアジサイを観賞しようと、例年より来客数は多少減りはしましたが、山あいのおいしい空気ときれいに咲き誇ったアジサイを見て、新型コロナウイルスで沈んだ心を晴らしたいと思われたのでしょうか、やはりかなりの方が来場されておられます。  ただ、このきれいに咲き誇ったアジサイアジサイは花です。生き物です。ですから人の手がかかります。植付け、除草、施肥など小まめに大切に育てないときれいな花は咲きません。このような作業はボランティアでは行えますが、肥料や燃料は購入しなければなりません。  平成30年度まで、この里山管理のために林野庁からの交付金があったのですが、それまでは、この里山管理のときに出てきた間伐材を堆肥にし、それを販売して資金をつくっていたのですが、この交付金も切れてしまい、こういう資金も作成することができなくなりました。  このままではアジサイの管理もできないし、里山もまた荒れ果ててしまいます。協議会の人たちは、この里山、アジサイ園をどう運営していこうかと心を痛めておられます。何とか間に合いましたので、まず第1回目の質問です。  この里山全体の面積は、どのくらいあるのでしょうか、よろしくお願いします。 ○産業建設部長増山智美)  里山の定義、いろいろございますけれども、金剛山周辺の直方市所有林の山林は約60ヘクタールでございます。そのうち、あじさい祭りが行われている周辺の山林等は約10ヘクタールほどであります。以上です。 ○15番(渡辺克也)  直方市全体、所有している全体の面積は60ヘクタール。これを少数の人間で管理するというのは無理ですが、今言われた10ヘクタールですね。ただ、10ヘクタールと言われてもですね、田んぼ1反が約1,000平米ですね。ですから、莫大な広さになります。この莫大な広さ、それも田んぼと違って山ですから、斜面ですから、これを維持管理するには大変な苦労がかかります。  林野庁の交付金がなくなった今、今後市はこの山をどういうふうに管理していこうというように考えておられるのか、その辺をよろしくお願いします。 ○産業建設部長増山智美)  先ほど議員の御質問の中にも、平成30年度まで林野庁の交付金がございました。林野庁の交付金がなくなりました令和元年度、2年度につきましても、平成30年度と同様に、金剛山もととり保全協議会で管理をしていただいております。  今後も金剛山もととり保全協議会と市とで、里地里山について協議を行いながら管理を行っていきたいと考えております。以上です。 ○15番(渡辺克也)  金剛山もととり保全協議会と市のほうで協議をしながら管理をしていきたいとのことですがね、もう林野庁の交付金はもう切れてしまいました。資金は全くないのです。令和元年、2年、今年までは何とか今までの蓄えでやってきましたが、これからはもう全く資金がありません。  ただ、里山を管理するためには、ボランティアでやるとしてもやっぱり草刈機、草刈機は燃料がないと動きません。間伐するにはチェーンソー。やっぱりこれも燃料が要ります。それに草刈機の刃、チェーンソーの刃、こういうようなものにはかなりの経費がかかっているんです。こういう材料は、機械は、ボランティアでは動いてはくれません。その辺をもう少し考えてもらいたいんですけど。  それでは、次の質問ですけれども、今あじさい祭りが行われている広場の面積は、どのくらいの広さになるんでしょうか、よろしくお願いします。 ○産業建設部長増山智美)  あじさい祭りが行われています駐車場等になっている広場の面積は、約4,000平方メートルでございます。以上です。 ○15番(渡辺克也)  今、その4,000平方メートルというのは、アジサイが植わっているところ、それから駐車場などを全部合わせると4,000平米ということですね。  じゃあ、この4,000平米の広場、これは誰が何のために設置したのか。その辺もお願いします。 ○産業建設部長増山智美)  直方市が平成17年に策定いたしました、直方市環境保全行動計画重点プロジェクトといたしまして、里地里山の保全、再生を掲げ、里山を本来あるべき姿に再生し、また市民にとっても有用な環境資源となるように、自然との共生を図りながら保全していく地区として、金剛山もととり地区を選定いたしました。  そうした中で、あじさい祭りが行われている広場につきましては、過去の事績等の確認を行ってまいりましたけども、文書の保存期限等が過ぎたものが多く、詳細については確認ができませんでしたが、直方市が産業団地建設当時に設置したものだというふうに思われます。以上です。 ○15番(渡辺克也)  確認できない。そうですね、もう約10年ぐらいになるんで、なかなか書類も分からないかもしれません。補助金適正化法ですけれども、これでいえば5年間の保存。当該年度を含めても6年間の保存ですから、もうそういう古い書類というのは見当たらないかも分かりません。でも、大概要約したものがどこかにあるんじゃないかと思うんですけどね。それは私が探すわけにはいかないので、ちょっと分かりませんが。  もともとあの広場は、そのときの暫定特開事業で設置したものなんですよ。昔は就労事業、4大就労事業がありました。戦後すぐ行われた一般失対。これが最初に終息したんですけど、次に国のエネルギー政策の転換から起きた産炭地六法。これによって炭鉱離職者緊急就労対策事業産炭地域開発就労事業が行われましたけど、これももう産炭地、かなり過ぎましたので、もうこれも終息しました。  次に、たしか平成18年にもう一つ残った特開事業を終息するはずだったんです。特開はほかの3大事業と比較すると、人の入れ替わりがあるんで、まだそのときには若くて働ける、働きたいという人がおられた。ですからじゃあ、4年間だけ雇用しようということで暫定特開が行われました。そのときにじゃあ、その就労の場をどうするかということで、急遽直方市が保有している土地、産業団地の残地、今のアジサイが植わっているところですね。そこに広場を設けたらどうかと。これは地元じゃなく、市のほうからそういうふうに地元に相談があったんです。国に対しては、この目的は産業団地に来るであろう企業と地元との交流の場をつくりたいと。そして、業者と並んでやっていきたいということで造ったわけなんです。そのときにアジサイも、その広場の環境整備ということで、市のほうから依頼してアジサイをここに植えた。地域にはアジサイ詳しい方もおられるし、もともと上頓野の方、そういうふうな作付が上手な方いっぱいおられるので、そういうふうにしてやっていったわけですね。  じゃあ、次の質問、また。昨年の6月議会でも同じように質問いたしましたけど、この観光資源の一つになっているあじさい祭りは、直方市はどのように位置づけされているのか。そこをよろしくお願いします。 ○産業建設部長増山智美)  今年は新型コロナウイルス感染拡大のために、あじさい祭りが中止になってしまいました。でも、そのような中でもアジサイを見に来られた方はたくさんおられたと聞いておるところでございます。  そういったことからも、花を求めてイベントや観光地に訪れるニーズというのは非常に高い、そういうふうに認識をしております。そういった意味でもあじさい祭りは貴重な観光資源であるというふうに認識をしております。以上です。 ○15番(渡辺克也)  今部長が言われましたように、今年も多くの方々がアジサイの花を求めて来場されています。今年は先ほどから言いますように、新型コロナウイルス感染症対策のため、閉園だからと思っていたのですが、あまりのお客さんの多さに慌てて対策をしなければいけないんじゃないかと。道路が狭いので信号機をつけて一方通行に、駐車場の世話とかやらないと中でみんな止まって身動きとれなくなるんで、慌てて皆さん出ていって、この対応に当たりました。  このような事情の中で、ここに表あるんですけど、6月12日から6月30日までに何台の車がここに来場していたかとか、いろいろと調べて記録があります。これを見ますと、まずは合計で3,161台、特に筑豊のナンバーは1,107台。北九州ナンバーも多くて1,545台。福岡ナンバーは397台と、あと県外があります。ちなみに去年を比較すると、全体で4,436台ですから、今年は約1,300台、1,275ですか、減っております。特に福岡ナンバーがですね、やっぱり遠くから不要不急の外出はやめようということで要請がありましたので、福岡ナンバーからの台数がかなり減っているようです。とはいえ、これだけの車、結局お客さんが来られているわけです。その来られたお客さんもコロナ対策で、やはり自分たちなりにいろんな工夫をされ、特に施設や保育園のバスは、人の少し少なくなった時間の下がった時間に多く来られ、また施設のほうは高齢者の方が多いせいか、バスから降りずに車窓からアジサイを楽しむというような工夫をしながらですね、かなりの方が来られています。  ただ、このアジサイをいつまでも咲き続けさせたいと、協議会の方、皆さんそう思っておられますが、この協議会の方自身も高齢化が進んでおります。それに先ほどから言いますように資金も断たれております。  せっかくこれだけの直方市が誇れる観光資源になったわけですから、これは少しでも長くしたいというように考えていますが、このあじさい祭りを持続可能なものにするために、直方市としてはどのようにしたらよいのか、どういうふうに考えておられるのか。その辺をよろしくお願いします。 ○産業建設部長増山智美)  あじさい祭りを持続するには、やっぱり今管理をしていただいている金剛山もととり保全協議会と市が十分な協議を行いながら、例えばあじさい祭りに協賛していただける団体、企業等を探すことも一つの方法であるというふうには考えております。以上です。 ○15番(渡辺克也)  それからもう一つ、このあじさい祭り、里山、これは直方市は都市計画公園の風致公園ということで計画決定を取られておられますが、じゃあこの風致公園の定義をよろしくお願いします。 ○産業建設部長増山智美)  風致公園でございますが、風致公園とは、自然や地理を活用し、自然の風景などの趣や味わい、これいわゆる風致ということでございますが、この風致を享受することを目的として設置されます公園で、樹林地、湖沼海浜。湖、沼、海、浜等の良好な自然環境を形成する土地を選定して配置をするものでございます。以上です。 ○15番(渡辺克也)  今言われるように、本来、風致公園というのは自然の樹林地、湖沼、沼や池、そういうものを利用して設置する公園が風致公園ですよね。あの山には湖沼はありませんし、栗林はありますが、普通はシラカバ並木とかいろんなものをいうんですけど、どういうことであそこが風致公園に決定されたのか。ちょっと私も疑問に思うんですけどね、それはいいとして、じゃあその風致公園の面積はどのくらいでしょうか。お願いします。 ○産業建設部長増山智美)  風致公園の面積でございますが、12.1ヘクタールでございます。以上です。 ○15番(渡辺克也)  風致公園、12.1ヘクタールですか。その大きな面積を今まだ供用開始はされていないと前回の答弁ではありましたけど、供用を開始するまでの間、どういうふうに管理されていくつもりなのでしょうか。  先ほどから言うように、風致公園は自然の景観を保全するためのものです。であれば、手を入れないと放置していれば、全てそういうものが朽ち果ててしまうんです。今年4月に亡くなられたC.W.ニコルさん。この方は豊かな森は人の心も豊かに育むということで、アファンの森を見事に再生されましたね。森を豊かにするためには、それだけの手を入れんと、ただ放置しておいたらもう自然環境、破壊されるだけになるんです。  じゃあ、この風致公園を供用開始、いつになるかは分かりませんが、そちらも何かあまりはっきりした話がないんで、かなり先の話かなと思うんですけど、それまでの間どういうふうに管理されるのか。その辺もよろしくお願いします。 ○産業建設部長増山智美)  先ほども御答弁申しましたが、現在のところ、金剛山もととり保全協議会と市とで里地里山について協議を行いながら管理を行ってまいりたいと考えております。以上です。 ○15番(渡辺克也)  先ほどから部長の答弁、前回もそうなんですけどね、協議をしながら、協議をしながら。ほとんど協議をしながらで言葉が終わってしまう。じゃあどういうふうな協議をされるのか。どういうふうにしていきたいのかというような、突っ込んだ話が全くないんですよ。私も協議をしながらという言葉を聞くと、全く何もやりたくありません、やりませんと言われているような気がします。  私が本当に腹立たしく思うのはですね、これは令和元年8月30日に協議会のほうから要望書を市のほうに提出されました。それに対する回答書です。令和元年11月11日の日付が打ってあります。この回答書の中で一番腹立たしく思うのはですね、あじさい祭りに対する支援というところです。この回答で、市が主催していないイベントの直接的な支援は難しく、市内企業からの協賛金獲得への支援、PR活動の側面的支援を考えておりますというようになっております。  でもですね、先ほど言いましたように、この広場はあなた方のほうから造ったんですよ。地元のほうからあじさい祭りをやりたいから造ってくれと言ったわけじゃないんです。あなた方が造って、その維持管理をあなた方のほうからお願いし、それでアジサイ環境整備のために、これも市のほうから市の依頼でやっているわけですよね。苦しいときだけ頼んで、後は知らん顔。これはあまりにもひきょうじゃないですか。やっぱり責任持って管理方法も考えるのが本来じゃないですか。あなた方のほうから、こういうふうな管理をしてもらえんかというのが筋じゃないですか。  それからもう一つですね、あなた方の職務の中には、あなた方が企画立案し、そしてそれで市政を運営していく。それがあなた方の職務の一つですね。しかし、もう一つあるわけでしょう。民意を集約して、そしてその民意を市政に反映していく。これもあなた方の仕事ですよね。民意はどうでもいい、そんなことではないでしょう。だったらですね、閉園しておいても、これだけのお客さんが来られる。今は直方市の市民がみんな思っている、みんなって言ったらあれですけど、かなり多くの人が思ってる観光資源の一つになっているわけですから、これはもう完全に私は民意だと思っているんですよ。そうしたらね、あなた方たちのほうから、これを取り上げようと。今まで御苦労さまでした、市もこれの中に入りますからと言ってくるのが私は筋じゃないかと思っています。そういうところは全くない。  文句ばっかり言ってもあれですけど、ただこの中でうれしいのが、先ほど市内企業からの協賛金獲得の支援とかPRとか、いろいろそういう部分は本当にありがたく思っております。特に、この産業団地の3区画とも完売したわけですから、ここに来られた企業の方たちにも、こういうふうな何らかの支援、要請をお願いできないでしょうか。よろしくお願いします。 ○産業建設部長増山智美)  今の段階で確実に応援していただけるかどうかは、相手もあることでございますので確実なことは申せませんが、金剛山もととり保全協議会と十分に協議を行って、産業団地に限らず、様々な企業に対して応援のお願いをすることは可能だと思っております。以上です。 ○15番(渡辺克也)  そうですね、部長言われるように、相手があることですから今すぐここで、どうします、こうしますとは言えないと思います。私もそれ以上強くは言えません。  ただ、ここの企業の方たち、数多くある工業団地の中から直方市を選ばれて来たわけですから、それなりに直方市に対する思いはあるんではないかと私は察しています。  ちょっと余談になりますけど、上頓野は2年に一度、文化祭を行っています。今年はやっぱりコロナウイルスで本当は開催の年だったんですが、今年は中止になりました。一昨年、おととしに文化祭を開催したとき、ここの産業団地のある企業の社員の方が作品を多く展示されていました。それからちょっとどこまで言っていいか分かりませんけど、ちょうどそのときに、ある企業の上層部の方、たしか社長も含まれていたのではないですかね。が、直方市のほうに出張に来られていて、ですから前市長の壬生市長の案内で、文化祭のステージで行われている茶席のほうに案内して、皆さんお茶を楽しんでおられるのを私も見ました。ですから、企業の方たちも、かなり直方市に対する思い、直方市とともに自分のところも発展したいという思いはあるんじゃないかというように私は感じています。どうか、この産業団地の方たちにもよろしくお願いします。  それからもう一つ、直方市には観光協会がありますが、観光協会への取組については、直方市は市として、どういうふうにされるのか、その辺もお願いします。 ○産業建設部長増山智美)  金剛山もととり保全協議会は、観光協会の会員でございます。観光協会に協力の依頼のお話などがあれば、理事会等、協会内部での協議が行われ、会員団体の主催事業に対してどのような協力ができるのか等について議論がなされるものだと考えております。以上です。 ○15番(渡辺克也)  分かりました。では、こちらからもお願いしますので、バックアップのほうもよろしくお願いします。  市長、先ほどから言っていますように、もうこの協議会のメンバー、かなり高齢化が進んでいろんな面で苦労しています。しかし、その中でも頑張っておられます。残念ながら、今年は新型コロナウイルスの関係で、その対策で中止になりましたが、かなりお客さんが来られています。たしか市長もこの会場のほうに来ていただいたというように伺っています。本当にみんなうれしく思っています。こういう状態でやった中で、かなりのお客さんが来られたことを市長に報告に行きたいというように皆さん言っておられますので、そのときは市長、よろしくお願いします。  それと今日、後ろのほうに皆さん来られていますので、市長何か言葉があったらよろしくお願いします。 ○市長(大塚進弘)  何か言葉と言われると、なかなかつらいところあるんですけれども、今、担当部長のほうから渡辺克也議員の質問に対してお答えをさせていただいておりますけれども、元取であじさい祭りを皆様方していただいて、今や立派な観光資源の一つになっているなと私自身も思っていまして、今年は特にコロナ対策ということもあって、あじさい祭りそのものはしないということは言われながらも、あれはたしかテレビ報道があったということもあって非常に多くの方々が押しかけるというか、御覧になりに来られていたというのは私も現場で拝見しておりますし、いろんな施設の方たちにとっても、一つアジサイというものが持つ癒し効果みたいなものを求めて来られているんだなというふうに思っております。  その中で、私どもも先ほどから協議会の皆さん方と協議、協議という話しかしないじゃないかという話ございますが、どうやったらこれから先も、私どもが環境保全行動計画の中で、里地里山をしっかりと維持管理できていくのかという視点からも、私どももボランティア的に今の協議会の皆様方がやっておられる活動がですね、自走できれば一番いいと。要するに、自らで経費が生み出せてやれれば一番いいんでしょうけれども、なかなかそうはいかない。そうすると、それをどう私どもが支援をしていけばいいのか。その一つは、今担当部長が申し上げたように、いろんな企業の参画、特に上頓野の金剛山に来られた企業さんを含めてですけれども、私はやっぱり企業も市民の1人、企業市民だと思っていますんで、市民活動の一環にどれだけ多くの賛同を得られるように、私どももやっぱりしっかりと働きかけをしていかないといけないだろうと思っています。  そのことの中で、多くの企業、あるいは市民の皆さん方から支えられるあじさい祭りになっていくように、私どもの支援も足りない部分もあるかもしれませんけれども、お互いそこはしっかりと協議をしながら、これが将来にわたって持続可能な形で祭りが続いていく、あるいはアジサイを楽しめる市民が増えていくことを私自身としては願っておりますので、その方向に向けて頑張っていきたいというふうに考えております。 ○15番(渡辺克也)  なかなか難しい問題なので、ここですっということはできないと思います。  ただ、先ほど言いましたように、市長と一度膝を突き合わせて話したいというように言われていますので、その際にはよろしくお願いします。 ○議長(中西省三)  ここで、10分間程度休憩いたします。           ───── 10時47分 休憩 ─────           ───── 10時54分 再開 ───── ○副議長(松田 曻)  休憩前に引き続き、会議を再開します。  7番 野下議員の発言を許可します。               (7番 野下議員 登壇) ○7番(野下昭宣)  7番の野下昭宣です。よろしくお願いいたします。  今議会は過去1年の行政執行を総括し、いわゆる大塚市政の今後の方向性を示す転機といいましょうか、総括の議会と認識いたしております。  当初、議案資料を頂いたときに、決算説明書では重要案件の市長総括は全く見えませんでした。極めて形式的といいましょうか、予算執行の概要説明であり、現在、直方市が抱えている重要案件、その説明や方向性、つまり前市政を克服し、今後の方向性を示す文言は全く見当たりませんでした。私も直方市に直接関わりを持つようになり、あらゆる立場から政策提言もし、執行部の皆さんと市政発展のための認識を共有してきたと思っています。私的に言わせれば、過去5年の重要案件などをどのように総括し、大塚市政に移行していくのかということであり、言い換えるならば、本年度の予算の市長の所信表明、基本姿勢に基づいた決算総括を期待をしていたところでございますが、その姿勢は全く感じられず、正直失望し、今回の質問の通告をいたしました。  その後、議運を開催するに当たり、執行部から決算文書そのものを読み上げるのではなく、市長の思いを口頭で提案させていただきますという説明がございました。当初から分かっていれば今回の質問の趣旨は別のものになっていたと言わざるを得ません。議会冒頭、市長の説明を受け安堵した感はありますが、このやり方には戸惑いもあります。つまり、市長の思いと執行部の思いが二重構造に感じられてなりません。市長が説明された思いが通じていれば、説明書にはもう少し温かみある、あるいは行政の思い、そういったものが記されていたというふうに思います。  そこで、5年といいますのは、私が市政に直接関わるようになって5年という意味でございます。以下、質問させていただきますので、よろしくお願いします。
     まず初めに、私どもが引き継がされた5本の事業、主要案件、つまり福祉センター、筑鉄延伸、小中一貫校、し尿処理センター、給食センター、この5本の事業でございますが、いずれの案件につきましても確たる予算の裏づけがあって事業を引き継いだわけではありませんでした。そのことを私どもも議会で十分論議をしながら、大所高所の観点から整理するものは整理をする、あるいは延ばすものは延ばしていくという判断の下にいろんな事業を取り組んでまいりました。  ぜひ市長、我々もこの4年間、壬生市政の中で苦労もしてまいりました。そういうことも踏まえて、この5本の事業につきましてですね、市長の率直な総括といいましょうか、思いといいましょうか、まず冒頭お聞かせいただきたいと思います。 ○市長(大塚進弘)  5年前といいますか、その前、私も副市長をしておりましたんで、向野市政の最後のところで、今議員御案内の様々な事業につきまして関わりを持っていたというところでもございました。当時から、非常に向野市政全般的には財政状況非常に厳しい中、なかなか事業の優先順位というか、取捨選択をどういうふうにするのかということの苦しい状況の中で至っておりました。その中での、やはり事業手法をどうやって直方市の財政負担を軽くしながら実現できるようにするかと。これは一つは国、県の力を借りる。あるいは民間の力を借りる。様々な形の事業手法があったと思いますが、そうした中で向野市政の最後3期目は私も副市長として側面からではございますけれども、一緒に協議をしながら進めてきたところでございます。  そして後半、最終的には今御案内の5事業について、様々な形で一定、例えば中学校給食についてはいつからやるんだという尻を決めて取り組んでいた経過もあったりして、一定結論を急がないといけないというふうなことの中で行われてきていたと。壬生市長になられて、財政がそれで急に好転するわけでもない。そんな中で壬生市長としての判断として、様々な事業についての一定の考え方が整理をされたと。  中学校給食については、やはり議会との約束である期限を守りながらやっていこうということで、選択制ではありますけれども弁当箱方式でやれる、やったというところもあり、そして一部、し尿処理場についてはしっかりと着手するというところが前市長の財政を踏まえた判断として、4年間の中で着手なり展開をしてきたというふうに思っておりますが、それ以外の事業につきましては、なかなか見通しが立たないということもあって断念というような形を私自身も引き継ぎながらきておりまして、ただし、どうやればやれるかということの視点から、今様々な事業について検討するということを。一つは筑豊電気鉄道も一旦断念という話になりましたけれども、可能性はないのかと、改めて私自身が探りたいということで掲げておりましたし、そして筑豊高校については、もう小中一貫校については断念という方向性で地元にも御説明もし、方向性としては出ておりますんで、改めて私どもとして小・中学校の一貫校をつくっていくのかどうかという原点に返り、そしてなおかつ市内の小学校も非常に施設的に老朽化している、あるいは生徒数が激減しているような学校もある中で、小中一貫という形で解決するのか、小学校の統廃合で解決するのかといった、もろもろこうやっぱりもう一回ちょっと立ち止まって考えないといけないかなという思いが現在しているところでもございます。併せて、始めました中学校給食につきましても、選択制で弁当箱方式でやられているんですけれども様々な声があって、やはり選択制っていかがなものかと。私も食育という観点からも、やはり給食というのはしっかりと全員喫食が望ましいんではないかなという思いで、中学校給食についてはスタートを切って、一定中学校まである意味で完全給食がなされているんですけれども、選択制ということを踏まえたところでもう一度見直しができないのかと。ちょうど5年の委託といいますか、契約期間ももうすぐ参りますんで、早めに検討しといたほうがいいなということで、過ぐる議会でもそういったことの検討を始めていただくように教育委員会のほうにもお願いをしたというところもございます。  そして筑豊電気鉄道につきましても、当時のパーソントリップのデータそのものが平成17年か何かのデータだったということも含めて、改めて私も知事に御挨拶に行ったときに、筑豊電気鉄道どうするんですかと。知事、割と前のめりの話がございまして、やるならしっかりとデータをもう一回見直さないといけないんではないですかという話等もございましたので、私としては、知事もこれはしっかりと関心を持っておられるんだなということも踏まえて、私どもとしては、もう一度そこを押さえながら、上下分離方式ということが当時からも言われておりましたけれども、これをどう、こう。もしデータが出ました。ビー・バイ・シーとか何かデータが出てくると思いますが、どうやったらそれが具現化できるのかと。  そこについては、私どもは今回天神橋の架け替えもやり出すと結構大きな事業になる。これも私自身としても県にお願いする中で、できるだけ直方市の負担が少ない事業の仕方はできないのですかというお願いをしながら、何とか県の力をより最大限発揮していただいて、直方市の負担軽減の中でとにかくやっていこうと。と申しますのは、直方市も長期的なレンジでの財政運営、それからさっきの残高とかいろいろもろもろの指標に照らしても、やはりやらないといけないんだけれども、どうやる手法を入れれば到達可能なのかということをやっぱり探っていかないと、様々なインフラ整備であっても到達できないということもありますので、そこは私が動くべきところは動いて、できるだけより有利な交付金だとか補助金、あるいは県の事業を活用しながらやるということで、これからも努力したいと思っていますが、まさに筑豊電気鉄道についても調査結果が出れば、そういった動きをやっぱりしっかりして、見通しを立てないといかんなと思っています。  そして筑豊高校についても、これまでも村田議員等からも御質問いただいて、直方市にとって今、植木メカトロビジネスタウン、鞍手側と一緒になってインターチェンジのポテンシャルを生かす形で何とかならんのだろうかと。特に若宮のインター付近に行きますと、ほとんどさま変わりというぐらいいろんな企業が立地して、しかし直方・鞍手のあそこのインターチェンジ自体鞍手側に出口に少し民間で開発していますけれども、なかなか企業立地も進まない。そんな中で、どうやってポテンシャルを生かして私どもが地域のポテンシャルそのものを顕在化させて、直方市の発展に結びつけていくかという観点から、しっかりとやっぱり今のところ固定的にこうだという話ではなくて、どうやったら生かせるかということで考えていきたいなと。そういう意味では、例えばあれだけのものに、こういう感じの企業が来たいという話があれば、私はそれはそれとして地域にも説明をしながら、議会にも説明をして理解を得て展開をするべきだろうなと思っていますんで、そういった意味で、小中一貫ということの断念の上ではですね、新たな方策をしっかりと探っていきたいなと思っています。  保健福祉センターについては、先日、髙宮議員からも御質問ございましたけれども、私も今回、やはり中心市街地を活性化させないと、どうもやっぱり直方市民にとってのよりどころというんですか、自分たちのアイデンティティーみたいなもので、この町の誇りみたいなものは、ここの中で自分たちが育てられた、育ったということからいくと、そこが何ていいますかね、すさんでいくという言葉がいいのかどうか分かりませんけれども、商店街もかつてのにぎわいもなくしていく。そういう寂しさみたいなものをやっぱり市民が誇りを持つためには、そこにやっぱり何らかの活力をもたらすような事業を取り組まないといけないなと。そのことで私は議会にもお願いをして、保健福祉センターを旧市民会館跡で建てるということだけでは、それだけの投資でしか効果ない。確かに先日、髙宮議員からもありましたように、我々がやるサービス拠点ではあるんですけれども、サービスを展開する拠点にしかならないという話からすると、我々が公共投資をやったときに民間の投資もどう巻き込みながら、町の中に外からの投資を呼び込むかというきっかけをやっぱりやらないといけない。その一つがやっぱり私、駅前からマルショクが撤退をして、やっぱり駅前って何か来たら何もないなという感じのイメージからは、少なくとも高齢者の皆さん方もマンションとかいろいろ住み替えを含めて来られている中で、そういった最寄り品的なですね、スーパーの誘致みたいなものを、やっぱり何が何でもやっていかないといけない。そういうことの中で、町の中に人の行き交いを増大をさせていくというようなことに、ある意味では軌道修正してできないかということで、議会にもお願いをして、先日もありました有利な交付金事業にタイムリミットが令和3年度ということも含めてお時間をいただきたいという話をしておりますんで、今そのことの中で、どうやったら、どこにどういう機能をやればうまく直方市全体にとってもですね、いい最適な解になるのかということを担当の課ともいろいろ話をしておりますので、そういった見直しの中で、私自身としては令和元年度について様々な動きをしてきたところでもあります。  そうした中で、これからぜひこの懸案だった5事業に一定の見通しを立てて、そしてさらにその中に今のアフターコロナとかウィズコロナと言われている次の時代にも、産業おこしみたいなものをしっかりビルトインすることが大事だろうなと思っています。  そして足腰の強い地域経済をつくり、そしてしっかりと雇用が守られながら子供たちも育てられる環境といいますかね。私は稼ぐ力を高めたいと申し上げているのは、少なくとも市民所得を上げて、その中でしっかりとそういった様々な形で保護者の皆さん方も投資ができるといいますか、教育投資もできると。そういった環境をやっぱりつくっていくことも重要だろうと思っていますんで、ニワトリが先か卵が先かという議論ありますけれども、やっぱり経済もしっかりと足腰の強いものにしていかないと地域の力は伸びていかないだろうと思っていますんで、そういった方向で取り組むという意味で、前市長時代に取り組んでいただいたもの、そしてその成果の上に立つものと、それから新たに状況変化の中で、私なりに問題点と思っているものについてですね、昨年1年間しっかりとそういう検証をしながら取り組んでいくということできたというのが、ある意味での総括だということでよろしいでしょうか。 ○7番(野下昭宣)  市長さんも、この後出張の予定もあるようでございまして、議長からできるだけまとめて短時間でやってくれという要請も伺っていますので、今お話をお聞きしまして、市長の思いといいましょうか、そういったものは十分理解をいたします。  前回の議会でも、産業建設の皆さんには大変失礼な暴言も吐いたような思いもするわけでございますけれども、少なくとも私どもも市報で選挙公約して、それをこの4年間で実現しますと言って選挙を戦ってきて、この議会にいるわけです。  ですから、どうしてもそこはですね、執行部の皆さんと喧々諤々やりながらですね、市政全体の発展のために、今何をしなきゃいけないかということで、前回は大変聞きづらい質問だったというふうに思いますけども、その後、幹部の皆さん方とお話を聞きますと、あれがあったことで議会に答弁したことは責任持ってやっぱりやっていこうではないかと。少なくとも、市長、副市長の指導の下でチェックもしていこうやないかと。それが議会答弁の打ち合わせであるというふうに総括されたとお聞きをいたしておりますんで、安堵しておるところです。ある意味ではよかったかなと、結論的にはそういう思いもいたしております。  コロナがあって、十分やっぱりミーティングといいましょうか、論議をする時間もままならなかったということも大きな要因の一つであることは間違いございません。ですから、あと具体的な各論については、少し担当のほうと論議をさせていただきますけれども、時間がないのではしょりますけどですね、市長さんの所信表明の柱は投資のないところに成長はないというのが基本柱です。会社であれ、家であれ、やっぱり当然のことですよ。ただ、投資をするということであれば、当然その目標とその果実をどういうふうに求めるのかということと、そしてそれを中・長期的にどういうスパンでやっていくのかという、最低それぐらいのスケジュールは立てないとなかなか投資はできない。そういう意味でいうと、この1年間というのはですね、ほとんど種まきまで行ったのかどうか、畑を耕すところでひょっとしたら終わったのかも分からん。そこはいろいろ見解も分かれるところでございましょうか、いずれにしてもそういう努力をされているということについてはですね、お互いに評価していっていいんではないかなというふうに思っています。市長さんの思い、十分分かりましたんで、少なくとも目標とその果実について、しっかりと立てていただいて、それに向けた戦略・戦術というのをはっきりと市民に分かるようにしていただきたいというのが私の結論でございます。  そういう状況を踏まえた中で、今このマスタープランを今年度中に仕上げていかないかんという課題がございます。これについても全課の組織を網羅して、人材を集約して、そこでプロジェクトをつくって取り組んでいこうという、これはすばらしい取組だというふうに思っています。  そしてもう一つは、まち・ひと・しごと創生総合戦略という国からの第2期の指示がありまして、これを中心にしてまちの設計図といいましょうか、将来像といいましょうか、そういったものをやっていこうと。たまたま直方市は今年度がマスタープランをつくる年でございますから、それとオーバーラップしてますから、この総合戦略の各論にはなかなか行きつきにくいだろうと思いますが、しかしそれはマスタープランを10か年計画でつくるところに集約されていくんだろうなというふうに私はそういう理解をしているわけですが、そこでどなたがお答えになるのか分かりませんけれども、すみません、打合せしていないで、まち・ひと・しごと第2期計画の概要について、ちょっと教えていただけませんか。 ○企画経営課長(宇山裕之)  まち・ひと・しごと創生総合戦略第2期ということでございますが、第1期が平成27年につくられまして、5年間計画ということで本年度は終了ということになっているんですけれども、直方市については総合計画が来年度からということで、総合戦略を1年延ばして、来年度からの第2期ということで、現在策定中でございます。  そもそもは総合戦略といいますのは、国の法律、「まち・ひと・しごと創生法」というのが平成26年にできまして、その目的ですね。ちょっと第1条、前半の文を読ませていただきますが、「我が国における急速な少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくためには、国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営むことができる地域社会の形成、地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保及び地域における魅力ある多様な就業の機会の創出を一体的に推進することが重要」ということで始まっておりまして、その後段のところで人材の確保や多様な就業の機会の創出と、こういったところが主な狙いとなっております。  そこで今、第2期の戦略を策定中なんですけども、本年度からの分の国の戦略の基本目標が四つ定められておりまして、さらに横断目標が二つということで定められております。それに併せて県も戦略を策定しておりまして、今、直方市については国と県の戦略を勘案して、できるだけ連動性を取りながら、先ほど冒頭申しました特に仕事をつくるとかですね、人材を育てるとか、直方市への人の流れをつくる。それから結婚、出産、子育て等、希望をかなえるとか、あとはにぎわいのある安心して暮らすことができる豊かな町をつくるとか、四つの基本目標と横断目標二つをつくって、これから具体的な取組については、これから原課と調整しながら具体的なプランを策定していくようにしております。以上です。 ○7番(野下昭宣)  先ほども言いましたように、マスタープランづくりと重なっているもんですから、ここに集中できないと。福岡県も各市町村に連携を取ってプロジェクトをつくっています。ネットで調べてみますと、ほとんどが2ページですよ。項目を立ててホームページに流して、こういう方向で行きますというふうになっています。  ただ、もっと詳しく進んでいるところは、例えば隣の鞍手町、26ページにわたってプランを出してるんです。一番多いところはたしか136ページ、中間市だったと思いますけど。北九州市が40とか、福岡が60とか。ページ数ですればですよ。そこまで何といいましょうか、詰めて論議をされているところもあれば、総括的にその流れに乗って今からどうしていこうかとか。福岡県においてもですね、県下ばらばらだというふうに思いますけれども、少なくともそこの趣旨にのっとって地域でいいプランをつくってくれば金も人も出すよと国は言っているんだろうと思うんです。一方では国の補助金をだんだん切りながら、一方ではそういう形でやって来いよという、国の特徴的な手法だというふうに私は今思っているんですけども、ぜひ直方市のポテンシャルを全て網羅されて、少なくとも全職員が一丸となって、やっぱり直方の町をこうしたらいいという思いで、500人が頑張るような組織にしていただきたいと。時間がなかったから申し上げませんでしたけども、やはり主要部長さんが一遍に全部辞めていかれた年があって、その断層をどう埋めていくのかと。今、部長さんたちも、あともう何年かという形になれば、これからの直方市の人材育成というのを、断層をどう埋めて、どういうふうにしていくかということも、また一つの大きな重要な課題だというふうに思いますので、そこは副市長さんを中心にしながら、きちっと行政内の連携を取られて、やっぱり指導、職員が本当に血肉をもって動けるような組織にしていただきたいと。つまり血の通った組織、そこが市民に行政が見えるということになっていくんだろうというふうに思いますんで、これは強く要望すると言いましょうか、今後の課題にさせていただきたいなというふうに思います。  そこで、勘六橋と天神橋についてお尋ねをいたしますけど、率直について、勘六橋と天神橋、現状どうなっているんでしょうか。 ○国・県対策課長(宮部智己)  勘六橋の延伸道路である都市計画道路、境口鴨生田線、それと天神橋の現在の状況についてお答えさせていただきます。  都市計画道路、境口鴨生田線につきましては、平成29年度に直方市のほうが先ほど野下議員申されましたとおり、多くの事業を抱えておりましたものですから、県の事業化提案を保留していたところを平成29年度に事業化に対する将来的な負担が可能との判断に至りまして、県に要望を行ったものでございます。  その後、平成30年度に新町交差点から西小学校付近までの区間において、国の事業認可を取得していただいたところでございます。  事業期間といたしましては、平成30年度から令和9年度までの10年間で国の事業認可を受けていただいておりますが、完了時期に関しましては、用地買収などの進捗状況を見据えた上でなければ、明確なお答えができない状況でございます。  現在、昨年度から実施設計や用地測量などが行われておりまして、今年度から用地買収に取りかかりますとともに、来年度以降の用地買収、物件補償に向けた物件調査や道路の設計などが行われているところでございます。  天神橋でございますが、天神橋の架け替えにつきましては、歩行者の安全確保や渋滞緩和に加えまして、鞍手インターチェンジへのアクセスの向上など、本市の発展に寄与する重要な事業でございます。そういう認識をいたしながらも、先ほど申しました多くの懸案事項を抱えるといったこともございまして、要望を見送りしておりました。先ほどの境口鴨生田線に合わせまして、平成29年度に事業化に向けた取組を県に要望いたしたものでございます。  さらに昨年7月に、先ほど市長も少し触れられましたが、早期事業化の要望を県に行いましたところ、県において事業の必要性や重要性を十分に御認識いただきまして、昨年度からボーリング調査などを実施いただいているところでございます。  現在、県と市で適宜協議を行いながら事業着手に向けた取組を進めているところでございます。以上です。 ○7番(野下昭宣)  一つ一つ論議をする時間がございませんので、もうまとめて言いますけどね、あれは市道じゃない、県道ですよね。県が主動でやる事業なんですよ。だから県が市に頼みに来ないかん話なんですよ、本来。そこがね、なかなか前に進まんかったと。私も知りませんでしたけど、二字町で県道が止まっていると。止まったところに予算をつけるということは、国はうんと言いませんよ。認可しませんよ。  したがって、西校区前を経由して、この路線を新設して事業認可を10年で取ったと。だから10年でやらないかんわけですよ。当初は僕が引き継いだときには、2期工事で新町の、あそこのPL教団があったところまで2期工事でやるというふうに県と約束して事業を進めてきたんです。  ところが、国の事業認可を取るときに、それができないと。これが費用対効果だとか何とかかんとか理屈つけて1年間もめたんですよ。市長と県議が仲が悪いきどうのこうのというような話がありました、これは要らんことやけど。だけど現実は予算をつけますという形で、市は協力しますとなったんです。県が一番せないかんのは、用地買収は市に頼まにゃできんと思います。したがって、恐らく用地買収の委託事業を受けるようなことになると思います。だとすれば、年間幾らの予算をつけていただいて用地買収にかかっていくのかという作業になっていくんです。ここはもう測量設計も終わって事業に着手する形になってますから。言いたいことはですね、ガード下、1.7メートル下がるんですけども、そして16メートルに広げるんですけどね、とにかくガードを広げるということを先にする。集中してそこを用地買収していくと。少々金がかかっても、そこは本当に集中的にやっていかんとですね。僕の経験からすれば、県は予算を取ってきても優先順位なんて考えていませんよ。時の課長が本当に県庁に対して予算要求しなかったら、ずっとほったらかしですよ。これは県の体質です。だから僕は県の幹部の方に申し上げたんですけど、勘違いしていませんかと。県道ですよと。市にお願いして一日も早くせないかん課題ですよと。ここはしっかり市長さんも部長さんあたりも県と連携を取られて、県にやっていただくと。  天神橋ですけどね、私は天神橋架け替えるなら、ついでにレールの踏切も高架にしたらどうですかと。130メートル下流に設置されるんであれば、当然それは可能だと。お願いをして1年ぐらいなるんじゃないですか。全く返事がない。部長にもお願いしたけどない。市長にもお願いしましたけど返事がない。つまり何もしてなかった。相談には行かれたかも分からんけど。これだって県の道路です。直方宗像線、私は必死でやりましたよ。拡幅して立派な道路に今なって完成していますよ。その延長やないですか、天神橋がつながるのは。直方宗像線と屋直方線がどうつながって200号と結ぶのかという話。だから、もうできとっていい話なんですよ、僕に言わせれば。そこのところを県にお願いして、2年で替わっていかれますから、どんどんどんどん要求して追っかけていかんかったら予算要求しませんよ。8月までに予算要求しとかんかったら来年の予算のらんわけですから。のってないのを新たに入れれちいうのは大変です。そこの作業は、僕は熱が入ったらこういうしゃべり方になるけ、怒り上げるような言い方やけど決してそうじゃなしに、気持ちは分かってください。そこを本当に事務的に追っかけて追っかけて、毎日県庁に行っとってもいい、県土整備事務所に行っとってもいいというぐらいの仕事が国・県対策課の仕事だと思いますよ。そこで問題がいろいろ出てくると思うんです。現に天神橋、高架にするという形になれば、国土交通省の河川の中にくいが打てんから、どう方針を決めるかちいうのが今課題でしょう。早うから取り組んどったら、そげんとは分かっとるはずです。今回、僕が質問するとなって、資料をね、こういうふうでやりますと。国交省にも行ってきますと。しかしこれからだなと思いながら安心してますけど、過去、市長と県議がどうやとか、もうそんなんはいいですからね。県の事業なんですから、県に本当に優先順位つけてやってくれよという、やっぱり働きかけをしてほしいです。その代わり、用地買収等については、やっぱり地元には直方市が入らんとうまくいきませんから。  御館橋の改修工事だって、県がやりますやりますって、ずっとできんかったやないですか。しかし、市の国・県対策課が入っていただいて、下に入っている店舗の人たちに移動していただいて、すぐできたやないですか。4年もかからんでできたやないですか。そういうことなんですよ、県は。ですから、やっぱり自らがきちっとしたプランを持って、積極的に、もうしゃあしい、来なんな、分かったと、予算つけるけ、もう来んどっちゃんないというぐらいせんとですね、動かんというふうに思っといてください。  今後、私もそこら辺りは逐一相談に行きます。そして、僕でできることは僕なりに一生懸命したいし、市長さんでできるところは市長さんで一生懸命やってほしいと。でなかったらインフラ整備できませんよ。  今回の決算でイオンができました。200号のバイパスができます。大変いいことですよ。しかし、3億1,000万円の決算するわけですよ。これ都市計画事業ですから、6倍すると18億円の事業ですよ。18億円の事業を主導する、これは結構なことです。反対も何もありません。でも1番、2番、3番てするかちいうたら、勘六橋とか天神橋、僕らは言いたい。そういう事業費を使って事業をやっているわけですから、優先順位どう打つか。頓野工業団地を17億7,000万円かけてやった。さっき元取の残地の話もありましたけど、大変悩みが大きい。しかし、植木メカトロを置いて向こうにしたからですね、あれが片づいたから今メカトロに新しく投資をしていこうという形で鞍手とも協議をしながら新しいプランがやっとスタートしたんですよ。そこら辺りのところをしっかりとやっていただきたいと。本当、ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ言うと僕は好きやけども、あんまりしたくないんですよ。だからそういうことです。もうこれは答弁要りません。  ついでに体育館の問題です。これは副議長がかねがね植木筑豊高校の跡地に県立体育館を造れ造れちいうて毎回議会のたびに質問してこられました。筑豊高校の跡地は、恐らく何に使うかちいうたら、教育施設に使うという形で県からは頂いておるわけですけども、壬生市長のときは民間活用でというふうになっている。新たなプランをどうするかちいうことは新たな議題になっていくだろうと思いますし、どっちも大変な事業ですけども、体育館は老朽化しているのは誰もが分かっとる。大きな体育館も打てないちいうことも分かってる。仮に打ったとしても駐車場がないから、なかなか人が集まりにくいということもある。建て替えないかん課題ということは誰も分かっとるんです。問題はいつするかと。その予算段取りをどうするかということだけが残っとるわけですよ。これはぜひ、金のかかることではありますけども、もう待ってはおれない事業だというふうに思いますんで、僕が博物館造ろうやちいうて言うたら、いや、もう体育館があるとにそげな金ありませんよて、秋吉副市長は当時言われましたけどね、それは実態だと思うんですよ。本音だと思うんです。それじゃ何も前に進まん。体育館もぜひ早い時期にめどをつけてほしい。  それから筑豊高校の跡地については、民間活用という形でやってきましたけども、果たしてそれがいいのかと。あの広大な土地を民間活用でできる企業があるのかと。トヨタぐらいが来るちなったら、はいどうぞという形になるかも分かりませんけども、小さな民間企業が来て虫食いになるような状況であれば地元が反対します。ですから、そういった意味では当分の間は塩漬けにせざるを得ない、塩漬けという言葉、あんまりよくなかったんですよね。いっときプランが前に進まない状況が続くんじゃないかなということを覚悟せないかんというふうに思っています。だとすれば、地域とも協議をしながら、どういう方向が一番いいのかということを、ぜひ協議をしてほしい。同時に、あれだけの広大な土地ですから、今野球のグラウンドと一部施設を行政と一緒になって使ってますけども、できることなら地域に開放して、使えるものは使えるようにできないのかということも検討の一つにしておく必要があるんじゃないかなというふうに思います。これは答弁は要りませんので、少なくともそういう思いを総括されて、確たる方針を早い時期につくってほしい。特に体育館についてはめどをつけてほしいというふうに要望して私の質問を終わります。 ○副議長(松田 曻)  16番 矢野議員の発言を許可します。               (16番 矢野議員 登壇) ○16番(矢野富士雄)  こんにちは。16番 矢野富士雄でございます。ただいま野下さんが大きなテーマで質問されましたので、私は小さなところに焦点を当てまして、心のテーマということで質問させていただきたいと思います。  今回は市の補助金の在り方についてを通告しております。これは私の経験から出てきた疑問からの質問でございます。  私は少年補導員をしておりまして、直方警察署少年補導員連絡会の会計を任されております。直方警察署少年補導員連絡会は、直方市、宮若市、鞍手町、小竹町の2市2町が集まって連絡会をつくっており、活動も一緒にやっておりますし、会計も一つの合同のボランティア団体でございます。  この連絡会に直方市からは8万1,000円の補助金を受けているわけですが、平成31年度ですね、一昨年度の決算で8万1,000円のうち2万1,887円の返納を告げられ、返納いたしました。後ほど詳しくお話ししますが、少年補導員連絡会は市の補助金規則にある市の事業を補完し、または住民の福祉を増進する等、公益上必要なものというものにぴったり当てはまる、約70人の全くのボランティア団体でございます。2市2町が約束した金額の補助金を出し合って成り立っている団体でございます。余分なお金を持っているわけはないので、1円の無駄な出金もなく、全員が全て手弁当で活動しているわけですが、それにもかかわらず、およそ30%近くの返納を告げられました。他の1市2町は返納要請など全くなく、直方市だけが返納させたわけです。返納理由も到底納得できるものではなく、理不尽極まりないもので何度説明してもそれは認められないんですという一言で大変に不快に感じ、市の補助金とは何ぞや、何のための補助金なのか疑問を強く感じ、市の予算総額からすれば8万1,000円の本当に少ない金額の問題ですが、これは放っておけないものというふうに考え、質問するようにいたしました。  そこで、市の補助金に対する考え方、目的、定義等を問うとともに、市の市民に対する姿勢、姿勢て、政(まつりごと)じゃなくて、心構えのほうですね、姿のほうの姿勢を問いたいと思います。  まず最初の質問ですが、市の補助金の定義と目的についてお伺いいたします。 ○財政課長(香月義孝)  補助金の定義と目的についてということの御質問でございます。  特定の事業などを育成、助長するために地方公共団体が公益上必要であると認めた場合に支出するものと補助金はされております。この場合の公益上といいますのが、非常に幅広い状況にございますので、本市の基準としましては、その補助金が市全体の利益につながっていると言えるか、あるいは公益上必要であると言えるか。こういったものを中心に判断するということにしております。その上で事業費補助を原則としております。各団体が行われた事業のみに関わる経費を補助の対象といたしまして、用途が明確とならない団体の運営費につきましては対象としていないということでございます。以上であります。 ○16番(矢野富士雄)  今、答弁で事業費補助が原則で運営費については対象としないのが原則という答弁がありましたですね。事業費とは何か、運営費とは何か、この違いですね。非常に難しいような気がするので、具体的に説明をお願いいたします。 ○財政課長(香月義孝)  運営費と申しますのは、具体的には補助を受けている団体が年間に活動費で、例えば50万円を使っているとして、その中から市としては10万円の補助金を受けているとしました場合に、補助金の用途についてはその50万円の中の一部であって、何に使われているのかは特に限定していない。全体の活動費に10万円を充てておりますといったような、補助金が実際に何に使われているのかが具体的でないという場合になります。  事業費補助と申しますのは、具体的な補助対象の事業が明確に限定されていることを指します。例えば団体の事業として講習会を開催するとして、その事業費は講師への謝礼が幾らで、会場の借上料が幾らで、合計でこれだけである。これに対して補助金を活用していますと、明確に示される場合でございます。具体例を挙げますと、こういったこととなります。 ○16番(矢野富士雄)  今の説明を受けましても市役所の方は分かると思いますが、私ども、こういうふうに聞いてもなかなか理解が1回ではしにくいというのが正直な気持ちでございます。  それでは、補助金の対象となる団体の基準というのはあるんですか。 ○財政課長(香月義孝)  団体の基準でございますが、補助の対象とならないものにつきましては、憲法の89条の定めによりまして、宗教上の組織は公金が出せないということになります。対象外ということになります。また、本市独自の基準としましては、反社会的な行為を行い、または行うおそれのあるもの。つまりは暴力団といったものが該当いたしますけれども、この2点については対象外といたしております。以上です。 ○16番(矢野富士雄)  それでは、補助金を出している件数と総金額を教えてください。 ○財政課長(香月義孝)  令和元年度で申しますと、79件の補助金の予算を執行しております。総額は約12億8,000万円でございますけれども、この中には水道事業会計とか下水道事業会計への補助金も含まれますので、今回の御質問の趣旨に沿いました一般的な団体等に対する補助金ということで限定いたしますと、3億2,580万5,000円でございます。以上です。 ○16番(矢野富士雄)  それでは、補助金の金額別ですね。100万円以上、50万円から100万円、50万円から10万円、そしてまた10万円未満の件数と割合をお願いいたします。 ○財政課長(香月義孝)  令和元年度では、100万円以上は35件、約44%、100万円未満から50万円以上では10件で、約13%、50万円未満から10万円以上では22件で約28%、10万円未満ということになりますと12件、約15%ということになります。以上です。 ○16番(矢野富士雄)  やはり100万円以上の金額の大きい補助金が非常に多いという。私としては10万円未満の補助金が12件で15%しかないというのが思ってたより少ない割合だなと思います。  それでは、補助金の事業内容をお伺いいたします。 ○財政課長(香月義孝)  事業内容でございます。3款民生費の関連で、更生保護団体あるいは社会福祉協議会、民生児童委員協議会、シルバー人材センターや老人クラブなどに対しまして25件、10款の教育費関連では、私立幼稚園の就園奨励、あるいは学校給食会、自治区公民館連合会や各小・中学校に対しまして22件、7款商工費関係では、コミニティ交通事業や平成筑豊鉄道などの公共交通機関、チューリップフェア開催支援などで11件、6款農業費関連で、農業振興補助金として9件、そのほかは先ほど申し上げました水道とか下水道事業などの公営企業会計への補助金なども含めまして12件でございます。以上です。 ○16番(矢野富士雄)  多種多様といいますかね、やはり多岐にわたって幅広く補助金を出されているということですね。  令和元年度における補助金を返納した、少年補導員みたいに返納した件数、金額、また予算に対する返納額の割合を教えてください。 ○財政課長(香月義孝)  補助対象となる事業費の精算に係る返納が発生しましたものにつきましては、補助金の予算単位で7件ございました。団体単位の件数で申し上げますと12件ございます。金額につきましては、返納金額が合計で約81万7,000円、予算額に対する割合としましては、約5.9%ということになります。以上でございます。 ○16番(矢野富士雄)  それでは、返納金額の補助金に対する割合について、具体的に説明をお願いいたします。 ○財政課長(香月義孝)  具体的な内容でございます。団体単位の件数12件のうちで、今回御質問の趣旨に沿わないと思われますが、各小・中学校への補助金とか、あるいは昨年度はプレミアム商品券の補助事業などもありました。それの不用額分の戻入なども除きますと、老人クラブに対する補助金で3件、概算払い11万4,933円に対しまして、返納分が6万4,809円、割合といたしましては約56.4%となります。もう1件、直方保護区保護司会直方支部を対象としました社会を明るくする運動事業に対する補助金で、最初に41万円を概算払いでお支払いいたしまして、16万4,226円を御返納いただいておりますので、割合といたしましては約40.1%ということになります。以上でございます。 ○16番(矢野富士雄)  それでは、その補助金返納した理由はどのようなものであったかということを教えてください。 ○財政課長(香月義孝)  返納理由でございますが、全て補助対象事業費の精算による超過支払い分の返納ということでありました。これ以外のものはございません。  もう少し詳しく申し上げますと、各種の理由によりまして、団体さんが予定していた事業が実施できなかった。その結果、当初見込みよりも事業費が減ってしまったというもの、あるいは大型の横断幕などを作成する予定だったんですが、作成を見送りました。それによって不用額が発生しましたと。そういった補助対象事業費の執行残によりまして精算をした結果、お返しいただいたといった状況でございます。以上です。 ○16番(矢野富士雄)  補助対象事業ですね、精算による超過分の返納とありましたが、補助金の精査するときの方法ですね、それから基準、または担当はどのようになっているかを教えてください。 ○財政課長(香月義孝)  直方市の補助金につきましては、直方市補助金交付基準によりまして、補助対象経費などが定められております。こういった全般的な内容は財政課において、取りまとめて所管しておるところです。
     精査方法につきましては、補助金を受ける各団体の事業決算書、あるいは領収書などから、この交付基準に基づきまして各担当課におきまして支出、精算をする際に判断をしております。以上です。 ○16番(矢野富士雄)  今、答弁の中で各担当課において精査を行っているとありましたが、担当課によって精査の仕方が違ってくるとかいうことはあり得ないんですかね。 ○財政課長(香月義孝)  交付内容ですね、それに対する精査につきましては、人によってブレがあってはいけないということでございますので、私どもは全庁共通のチェックシートを作成して判断を統一して確認するものといたしております。以上でございます。 ○16番(矢野富士雄)  返納を告げられたときの事業者の反応ですね。私みたいに、え、何でかというような、おかしいじゃないですかとかいうようなですね、したのもおると思いますが、そういう反応はどんなものがあるか。また、返納に対する不服、これおかしいんじゃないですかというような不服があった場合の再度の精査とか、あるいはそれの対応をどうするか。また、この精査が正しいかどうかとかですね、そういうような追跡調査とかいうのは行っておられるんでしょうか。 ○財政課長(香月義孝)  実際の補助金の交付手続につきましては、一度概算払いで予算額上限いっぱいを支払うということが通常でございます。その後、内容を精査した上で返納があれば御説明もしております。  御反応ということでありますが、その際の御反応は様々でございますけれども、何でこの事業が補助として認められないのかとお叱りを受けることもございますけれども、現行制度では各団体による事業費の決算書、領収書と市の補助金交付基準を照らし合わせて補助金額が出てまいりますので、返納が発生することもございます。市としましては、補助金を交付するに十分な理由があって、ボランティアで公益性のある事業を団体の善意で行われているということも、これはもう十分に承知しておるところです。その活動につきましても、交付申請の際に事業計画なども併せて御提出をいただいておりますので、内容についてはおおむね理解はしておりますけれども、返納を求めたからといって、その団体の存在意義とか、その事業活動を否定しているというわけではございませんので、その点につきましては御了承いただければと思っております。以上です。 ○16番(矢野富士雄)  今の答弁からいたしますと、不服の精査などはしていないというふうに判断していいんですよね。  補助金交付基準の見直しについて、これでいいんだろうかと、そういう検討などはしているのかどうかをお尋ねいたします。 ○財政課長(香月義孝)  補助金交付基準の見直しということでございます。もともと私ども直方市の補助金は、運営費につきましても認めてきておりました。  ただ、その場合、何に補助金が使われているのかということを詳細に把握できないという問題がございまして、補助金を交付していながら、その用途を市が精査していない、把握していないことはおかしいんではないか、不適切ではないかという考え方から、補助金交付基準を外部委員による直方市補助金見直し検討委員会を定めまして、平成26年度予算執行分から適用しておるところでございます。  内容につきましては、公金を支出する基準としては常識的な範囲であると思っております。各団体の当然個別の事情というのはございますけれども、大幅に見直しを行うというところまでは、ちょっと検討しておりません。以上でございます。 ○16番(矢野富士雄)  それでは、補助金を出す立場にある市の受け取る側、市民への考え方とか姿勢についてお尋ねいたします。 ○総合政策部長(大場 亨)  市の交付団体への考え方、姿勢についてということでございます。  補助金につきましては、交付金額が多額であればあるほど、団体にとっては活動の幅は広がることとは存じておりますけども、根拠なく補助金を交付することはできないことでもございます。市が補助金を支出するということは、その対象となる事業に公益性があって、市の手が行き届かない部分を補完していただいているということは当然念頭に置いております。補助金の交付につきましては、公金を支出する上での最低限のルールを守った中で、市と団体、お互いの立場で支援し合えることができれば、それが一番いいのではないかと考えております。  近年、高齢化や会員数の減などによりまして大変厳しいものがあり、団体の活動や存続自体が危ぶまれる状態になっている団体があるということは十分認識いたしております。公費である以上、公正、公平、透明、そういうところが求められておりますので、定められた基準の中で市として可能な範囲で支援していきたいと考えております。以上です。 ○16番(矢野富士雄)  今、補助金についていろいろ質問いたしました。市の補助金に対する取組方とか考え方、また気持ちというのは大体分かりました。補助金に対しては、しっかりといいますか、厳しくしないとなかなか補助金制度を適正に維持できないというふうに理解をしますし、一生懸命そういうふうに精査とかいうのにしても業務をしっかり行ってあるということも認めますが、しかしあえて補助金の返納に対して疑問を申し上げたいと思います。  まず、さっき最初に言いましたように少年補導員の会計をやっとって、これに、え、ということになったわけですので、ちょっと少年補導員を理解してもらうために、少年補導員とはということで少しお話をさせていただきたいと思います。  少年補導員の目的ですね。これは少年の非行防止と健全育成を図るための活動を行うボランティアであるということですね。そして、これは本当に全くの無報酬です。1円ももらっておりません。まさに純粋なボランティアでございます。  直方警察署少年補導員連絡会、本年度は2市2町全体で68名、直方市が22名でございます。主な活動としては、直方は月1回、第4金曜日に駅周辺とイオンの二手に分かれまして、約1時間補導をやっております。それから春と秋の多賀神社の大祭ですね。そのときも補導をやっております。それから花火大会の補導、中学校卒業式の警備、それからまた暴力追放運動、薬物乱用防止等のチラシやティッシュ配りなんかもやっておりますし、非行防止ポスター展の設営とか、いろいろな活動をやっております。  財源としましては、補導員が年会費1人3,000円を集めております。2市2町からの補助金、これは昔からの助成金となっとるもので、今でも少年補導員の帳簿上は補助金と書いておりません。助成金と書いてますけどね、この補助金の内訳ですね。直方市が8万1,000円、宮若市が7万円、鞍手町が5万円、小竹町が2万5,000円。これ8万1,000円もらっていると言いますけど、一番、人口の人数比率でしますと小竹町は直方市の2.27倍出しています。次に鞍手町が2.19倍、宮若市が1.74倍ですね。これは一番出している小竹で計算しますと、直方市は8万1,000円じゃなくて18万4,200円払わなきゃいけないというのが計算上ではそうなるわけですね。活動資金がないということですね。年4回の役員会があります。直方警察署であるわけですが、そのときには2市2町ですから脇田温泉の先からとかですね、宮若の方、そういう方も来られるわけですよ。でもそういうことで、わざわざ来られているんですね。交通費なんか一切出しておりません。また、当然手当もありません。お金がないからですね。それから会長、副会長、支部長、会計監査なんかですね、よく手当とかありますけど、こういうのも一切なしですね。それから総会、研修が行われても、交通費とか手当とかいうのも一切出していません。それから花火大会ですね。花火大会の補導をしているんですが、花火大会のときは、やはり子供と行きたいとか孫と行きたい、家族と行きたいとか、そういうのがあるんですが、やはり補導しなくちゃいけないということで、わざわざそれを断って補導に来ておって、夏ですから熱中症対策ということで、終わった後にペットボトルの冷たいお茶が1本だけでございます。これも手当も交通費も一切ありません。  それから卒業式の警備ですね。教育委員会は御存じでしょうけど、卒業式のときに3月ですね、そのときに校門に立って警備をしています。一時、非常に荒れましたからね。学校にそういう変な者が入ってきてはいけない、また暴走族とかOBとか、そういうのを入らせないように校門で朝の8時過ぎから卒業式が終わるまで、約3時間近く寒い中ずっと立って警備をしております。それだけ寒いでも温かい缶コーヒー1本も出しておりません。活動は全て手弁当でございます。それも市民の安全・安心のため、少しでも市民の生活が安心できるように、子供たちがすくすくと育ち、直方に生まれ育ってよかったと思ってもらえるように、そういう思いで少しでもお役に立てるという気持ちで皆さんやっているわけですよ。一番、また典型が今言いました中学校の卒業式ですね。終わったとき、解散のときに何て言うか。何でこんなことせないかんとか一言もありません。今年も無事終わってよかったね、卒業式終わって、皆さんがいい気持ちで卒業できてよかったね、お疲れさんですと、そういうことで皆さんやっています。  これだけ皆さんが協力してやっていただいているんですね。補助金の精査のときですよ、例えば退職者がおられますね。その方に感謝状を出して額縁に入れて記念品を出します。そのときに何て言われるか。2市2町全体で何人の方が辞められたんですか。そのうち直方市は何人ですか。それにかかったお金掛け全体分の直方市の分で計算するわけですよ。それからまた総会とか、そんなときでも、総会では一応ペットボトルのお茶1本だけ出しますけど、総会何人来られていましたか。直方市は何人来られていましたか。総会に来られた分の直方市の分、それで幾らとかですね。で2年に1回、あれをやるわけですね、署外研修というのをやるわけですが、昨年度は佐世保の少年院、佐世保学園というのに視察に行ったわけですが、それで約15万円かかっているわけですが、そのときも全体で何人行かれたんですか、直方市の人が何人行かれたんですかと、そういう計算をされるわけです。たまたまおととしはそうやって返納、去年なかったのは研修に行った分があるからですね、そのバス代があるから、たまたま返納しなくてよかったんですが、そういう計算方法をやられるわけですよ。また繰越金が21万7,668円とかですね、これは2市2町全体で、そのお金を繰り越しているんですが、これは補助金8万1,000円より多いから、来年補助金がどうなるか分かりませんよとかいう論理ですよ。え、これは2市2町ですよと。だからさっき言いました、お金を出した比率で考えると、直方市でやったら7万7,925円しか直方市の分は言うなら、その計算で行くならこれしかないんですよ。8万1,000円よりも少ないじゃないですかと。いやいや、繰越金ですから全部で考えますと。それはあり得ないでしょうというわけですね。本当にもう考えられんような計算方法をされるわけです。  それからまた納得がいかないのは負担金の考え方です。少年補導員の場合は、負担金といって上部団体ですね、県少協といって、福岡県少年警察ボランティア協会、そこに1人3,000円を負担金としてするんですが、言われたのが、さっき会費年間3,000円と言いましたね、3,000円は負担金の3,000円で、そのために集めているんでしょう。だから会費を集めて、それをそのまま負担金にしているから、この負担金は認められませんとか言われる。いやいや違うでしょうと。この会費というのは、お金が足りないから集めているんでしょう。2,000円じゃ少ない、4,000円じゃ大変ですから、もう無報酬であれやから、だから3,000円に。たまたま金額が一緒なだけですよと言っても、いやいや、これはそういうふうに考えられますから負担金は認められないんですよと。私まだ保護司もやっていますけど、保護司会、それから更生保護女性会とか、そういう本当にボランティアでやっているところも、やはり負担金は認めてもらってないそうです。逆に認めてくれなかったちいうことですね。本当全てがですね、さっきの答弁でルールにのっとってと言われましたが、あまりにもしゃくし定規的なですね、その基準だけでやられているような気がするわけです。だから、私らそういうふうに一生懸命直方市のためと思ってやっていることがですね、そういうことをされると非常に理不尽に感じるわけです。何でかと。私たちの活動を認めてないんですか、直方市はと。そんな感じになるんです。  ここでちょっと質問ですけど、この負担金はなぜ認められないのか。それについて、ちょっと負担金についてお願いいたします。 ○財政課長(香月義孝)  負担金ということでございます。補助金を交付しております団体の中には、先ほど申されましたとおり、上部団体というのがあって、そちらに負担金という形で支払いを行っているという場合がございます。  市の補助金交付の原則は申し上げましたが、事業費補助が原則でありますので、そういった上部団体への負担金が一律対象外だということではございませんで、その負担金が事業費に使われていれば当然対象といたします。運営費に使われているのであれば、ちょっと申し訳ありません、対象外とさせていただいておるということでございます。  上部団体に負担金をお支払いされている場合には、その負担金の用途がきちんと上部団体から示されれば、内容に応じまして補助の対象といたしております。以上でございます。 ○16番(矢野富士雄)  今説明がありましたけど、そういう情報というのはほとんどこちらには流れておりませんですね。それこそ決算書とか予算書を見ますと、各款、各項、それから目のところですね。19節に負担金というのがありますよね。それにいろんな負担金が出ています。市が払う負担金は認めるけれど、こういうボランティア団体に関しての負担金は、今言われたようになかなか制限があって認められないと。私はこれはやっぱりおかしな、何で市だけいいんか、失礼な言い方ですけど、市長さん、それから議長さんですね。当然、筑豊、県、九州、それから全国負担金ですね。市長会、議長会て負担金があります。趣旨は違うと言われるかもしれません。それはもうそのままあれですよ。それからさっき言いましたように、いろんなところで負担金ですね。本当にそのまま認めると。私は本当、ここも全く納得がいかないところでございます。  それから関連で、市の市民に対する姿勢という意味での関連で、これは既に産業建設常任委員会で要望書を出しているわけですが、ここで言っとかな言う場所がないと思いまして、ちょっと言いますけど、ごみ袋ですね。ごみ袋の小売店に対する手数料ですね。昨年10月に消費税が8%から10%になりました。それで、仕入れの値段が変わりますということを説明に来られました。それは当然ですよね。8%が10%になるんですから、その分が値上がりしますよと。それは納得いくんですけど、そのときに手数料を50円を30円にしますよと。え、何の話ですかと。市の財政が大変なんですよ。だから50円を30円にさせてもらうようにしました。誰が決めたちいうことですよ。一番売れるのが大で、大きいやつが600円ですね。消費税入れて600円。それで50円ですと8.3%ぐらいですよ。もともとのこういう小売店とか商売は普通2割ですよね。20%。たばこは10%ですけどね。それなのに8.3%で、そうやって小売店がわざわざ売っているのを、それを30円。利益を5%にしますと。その理由が市の財政が大変だから。そしてこれができますと、550万円の市の予算の削減になりますと言われたら、いやいやいやいや、それは削減じゃなくて搾取でしょうと。ほいでまた、本当にそのときに消費税が上がるときにやると。これは便乗値上げでしょうというんですね。そのときに大分文句を言わせていただきました。  補助金にしても、このことでも言えることですけど、非常に言葉は悪いんですが、売ってもらってるんやなくて、売らしている。補助金をこれをどうぞ使って頑張ってくださいやないで、補助金はやっているというようなですね、何か本当言葉悪いんですけど、上から目線で市が市民に対応しているような気がしてならないわけですよ。だから、市役所のための行政なのか、市民のための行政なのかと私は非常に何か疑問に感ずるところがあるんですね。  ここで、せっかくですからちょっと二つの市に要望といいますか、考えてもらいたいことをちょっと二つお願いしたいんですが、今の話と少年補導員、それから保護司ですね。少年補導員も今1人も市の職員おりません。それから保護司さんも前は大谷部長が1人だけおられましたけど退職されましたから、今は全くおりません。それから更生保護女性会の会長さんに聞いたら、今までに市の職員が入っている記憶はございませんと言われました。市の職員が入ってないわけですよ。たまたま消防団は、今現在1名だけです。今、土木課ですかね、尾中君が1人だけ市の消防団に入っています。だから、こういう本当にいろんなところでボランティアされていると思いますけどね、やはりこういうところに入って、やはり市の職員が入って現実を知ってもらうというか、現状を知ってもらうとかいうのも、そして汗を流してもらうという必要なことだと思うんですね。だから、ぜひそういうことでボランティア団体、どんどん入って活動しなさいというような指導をお願いしたいと思いますね。  それから消費税の増税の対応が一切ない。また、少年補導員のあれになりますが、この8万1,000円というのは最初は10万円だったらしいですね。それが10%削減で9万円になり、平成19年にまた10%削減で9万円が10%、9,000円削減で8万1,000円。それがそのまま今8万1,000円になっとるわけですね。消防団の交付金、市の交付金ありますけど、今15万3,000円。これは何かといいますと各部1人定員が17名ですから、1人1万円で17万円だったけど、それを10%カットで17万円マイナス1万7,000円で15万3,000円になっとると。これは先輩から聞きまして、私も会計してますけど確かに15万3,000円しか入ってきませんです。消費税が3%導入され、5%に、8%に、10%になっているのに、こういうところには一切市が予算を増やさないわけですよ。平成19年で調べてみましたら、大体市の予算が220億円弱でした。219億円か217億円ですね。今、約270億円ですね。これだけ増えているのに、もちろん市も保険とか健康保険、それから介護とか、またいろんなことでお金がかかるのが増えているのかもしれませんが、そういう言葉を発しないところは全く前と同じにして、そのままにしているわけです。私はこれは、ちょっと市が考えるべきではないかというふうに思うわけですね。だから、そういうときに本当にテレビのCMじゃないですけど、直方市に愛はあるのかと、そういうふうに思うわけですよ。何かそこに非常に、何ていうんですかね、冷たさというのを感じるわけですね。  そこで、最後の質問ですが、市長さん、今言いたいこと私言いましたけど、見解をちょっと聞かせていただきたいなと思います。 ○市長(大塚進弘)  矢野議員から愛があるのかと言われて、どきっと胸を押さえたところなんですけども、私どもは前の市長さんもそうですけど、私も基本的には現場にしっかりと入っていって、そこが我々が政策を立案する原点になっていないといけないという意味では、様々補助金を出したり、いろんな事業の展開も含めてなんですけれども、どうやってそこをくみ上げながら、一方で財政規律を守らないといけない、あるいは長期的に全体の財政運営を考えたときにどうなんだろうというような、もろもろの中のはざまで、私ども財政のほうもいろんな査定を行っていると思っています。  ただ、私も今お聞きする限り、様々な一般の市民目線から見たら、これはどうなのという御指摘もされる中で、一方で私どもは市民の皆様から税金をお預かりして、いかにそれをある意味では行政運営上効率的に公平・公正に、しっかりやっぱり運用といいますか、支出をしていかざるを得ないという使命もございます。  そうした中で、私自身は今お話のあったような話の中で、どうやって今回のようなボランティアでやられている皆様方の意欲をそぐという話は決してあってはならんなと。そういったことに、今矢野議員おっしゃるように市の職員、様々な形である意味では自分の時間を犠牲にしてでもそこに入っていって、同じ目線で考えるというような職員が出てくれば、本当は望ましんだろうなというのは、前の向野市長時代からもそうですけれども、自治会の加入率そのものも非常に低いと。直方市内に在住している職員が、実際に地域のそういった活動にどれだけ、これはもうボランティアというよりは自分が地域の一員として一定の役割を果たすべきだろうと私自身は思っていまして、それが嫌だから自治会に入らないというのは、市の職員にとってそれは市民の信頼を得られるはずはないという思いもございますんで、あえて私どもも、できるだけ自治会の要請というよりは、地域との関わり、そういう生活者としての関わりの中で本当の意味の現場も見えてくるはずだろうと思っていますので、そういった姿勢をこれからも職員にはしっかりと私も要請をしながら、ある意味では補助金という形で上から目線で補助金を交付してやるんだというような姿勢ではなくて、私どもも先ほど担当部長申し上げましたように、そういった方々の働きなくして市民サービスがしっかりと維持できない部分もあるという認識でもおりますんで、そこはお互い補完しながら共感を得られる我々の対応の仕方というのは、やっぱり求められているんだろうなという思いを、今矢野議員のお話をお聞きして思っておりますので、私どもがどうやれば市民の皆様方のそういった活動が活発化できるのか。痛みを市民に強いるだけが行政ではございませんので、大きくは全体を見ながらもしっかりとそういった形の行財政運営ができないのかということを私自身も改めて肝に銘じて、これからの市政運営に取り組んでいきたいというふうに考えております。以上です。 ○16番(矢野富士雄)  市民と市役所が信頼し合える関係があって初めて成り立つと思いますので、どうぞ市民のための行政というのを行っていただくことを要望いたしまして、質問を終わります。 ○副議長(松田 曻)  以上もって本日の一般質問を終わります。  本日の日程は全部終了しました。  明日11日、午前10時より会議を再開することとし、本日は散会します。           ───── 12時16分 散会 ─────...